Qおふたりのあろんてぃあ住吉への入職のきっかけは?

古割介護士

入職して1年5ヵ月になります。転職活動中にいくつかの介護施設へ応募しましたが、あろんてぃあ住吉に決めました。決め手は「ぜひ来てほしい!」というウェルカム感があったからです!

奥山介護士

私は別の仕事をしていたのですが、今の上司(ケアマネの中川さん)が声を掛けてくれて夜勤アルバイトとして入職する事になりました。働いているうちに一通り仕事の段取りがわかってきて、人間関係も良く働いていて居心地も良いのが常勤になるきっかけとなりました。

常勤となってですか?よかったですよ!昼間の利用者様の状況も分かるようになり、理解が深まり更に働きやすくなりました。

Q.あろんてぃあ住吉はどんな施設?

奥山介護士

以前は病院で看護助手をしていました。あろんてぃあ住吉(ユニット型グループホーム)は病院とは全く違い、ひとりひとりへの関わりがとても深いので非常に興味があり面白いですね。またあろんてぃあ住吉では積極的に認知症の方への関わり方の勉強会を開催したり研修参加を促してくださり、勉強した事が実践で使えるのでやりがいもあります。

紹介してくれた中川さんは、ケアマネの資格ももっていて色々な事を教えてくれるので 勉強しながら働ける環境ですね。

古割介護士

職員のみなさんがとても優しくて相談しやすい環境です。川西副主任に困った事はなんでも相談していますが、すぐ答えてくれるのでとても助かります。

私は昨年実務者研修を取得したのですが、入職直後でも研修日のシフト調整にご協力頂き、みんなで資格取得をバックアップしてくれる施設です。

Q.介護福祉士を目指されたきっかけは?

古割介護士

私は勉強や覚える事が苦手なので「介護の仕事ができれば資格はいらないかな」と考えていました。弘善会に入って介護福祉士国家試験対策があったり「介護士を続けるなら取得した方が良いよ」と背中を押してもらえたのがきっかけで、それがなければ資格取得していなかったと思います。

奥山介護士

私はあろんてぃあ住吉で常勤になった時に、介護職で生きていこうと決めました。そして『今年介護福祉士を取る!』と決断しました。

決めたものの、ひとりでの勉強はやはり続かなかったり怠けてしまうので、法人で取り組まれている『介護福祉士国家試験対策』へ参加させて頂き、定期的に『やらないと!』と思い出させて頂けたのはすごく助かりました。

Q.弘善会で受けられた国家試験対策について

奥山介護士

勉強進んでいますか?とメールを定期的に頂き思い出すきっかけとなるのがとても良かったです。担当の西本次長とはお会いする機会がなかったので、是非一度お会いしたいですね!

私はアプリ系の勉強法だとすぐインスタ等に飛んでしまうので(笑)

国家試験対策で頂いた過去問や自分で問題集でも勉強しました。

外部講師でお越し頂きました滋慶学園の先生の授業もオンラインで参加しました。

古割介護士

私は実務者研修の授業と重なっていたので、実際に国家試験対策を受けることが出来なかったのですが、実務者研修での授業とアプリでの過去問で勉強しました。

Q.介護福祉士の試験を受け、“介護”について気付いた点・考え直した点は?

奥山介護士

移乗ひとつにしても自己流だったな~と感じました。

古割介護士

それは私も感じました!

奥山介護士

ボディメカニクスを考え自身の身体をいたわりつつ介護をするとなると知識や技術が必要だとあらためて感じました。

古割介護士

私は改めて基本的な声かけが一番大事だなという事を感じました。

実務者研修時に受けた実技で、介護を受ける側に立ち、声かけなく介護を受けた際とても不安を感じました。当たり前のことですが改めて大切さを感じました。

Q.今後の目標を教えて下さい。

古割介護士

認知症ケアの勉強会に参加する予定があり、また更に知識を深め利用者様との関わり方を勉強していきたいと思っています。家に帰りたいとおっしゃる利用者様もおられますが、どうしたら安心して毎日を過ごして頂けるか学び実践に役立てたいと思います。

奥山介護士

私も法人で行っている勉強会にも積極的に参加したいなと思いました。

介護職を続けるうえで認知症の方との関わり方の知識を深め、利用者様のストレス軽減につながればなと思います。

コロナ感染の怖さを体験した事で、職員同士がより深い繋がりを持ち、利用者様を守る心構えも強くなりました。

感染対策の意識も共通認識として職員全員で情報共有しています。

今後も、安心して過ごせる施設を目指して日々勉強し頑張ります!

梅田看護部長

研修にただ教えてもらおうと思って来たらダメだと思い、考え方を教えて、一緒に考えるような研修をしています。

松村師長

認定看護師教育課程の研修もただ教えてもらう感じではないです。看護を教えてくれるというよりは、自分たちで調べて考えて発表する形式の研修で、考え方や考えるという姿勢を身に着けることが出来ました。自分も元々は受け身で教えてもらうという感じが強かったですが、認定看護師の教育課程に行ったら、自分でどんどん動いて考えていかないといけないなという考えが強くなりました。自分がスタッフに対して研修を行う時も、実践的なシュミレーションなどの研修を増やしていきたいなと思っています。そして、認定看護師として自分が活動する事で、病院の看護師の更なるレベルアップを図れればと思っています。
スタッフへの研修も段階を踏んでレベルアップ出来るように設定しています。新しく入職してくる看護師全員に、脳卒中や脳卒中治療についての講習、その上でこんな看護をしたいという想いを伝える研修をしています。そのため新しく入っても、脳卒中について知識を身に着けられる環境作りをしています。

梅田看護部長

次の段階としては、脳卒中の神経症状がどういう風に出るのか、その患者様をどう看させていただくのかという研修をしています。実際に模擬の患者様を題材に、この症状は何の病気だろう・・・どんな看護が必要だろう・・・などを考える研修です。さらにその上の段階である認定看護師の院内認定では、自分自身がわかっていることは前提で、周囲のスタッフをどういう風に指導していくのか。なるべく同じ人に何段階かに分けて研修を受けてもらう事で、より知識が定着するようにしています。

研修を受ける事で何か残ってくれたらと思いながら、どんな研修がより良いのか私自身も模索しています。研修を開催すると、参加者から「楽しかった」と言う声も聞くと、自分自身も楽しいです。研修が自主的に勉強したり本を開いてみるきっかけになって、その姿勢が定着してくれたらいいなと思っています。

松村師長

研修を受けた人が、研修資料を使いながら仕事をしている姿を見ると、私も嬉しいですし、研修を実施するモチベーションになっています。

Q.脳卒中連携パスについて

松村師長

他の病院大阪市の色々な病院の認定看護師が集まる、脳卒中連携パスの認定看護師のワーキンググループがあります。大阪市内にある急性期や回復期の病院や維持期のクリニックが加盟し連携しています。その会議では、病院の垣根を越えてどう活動していこうか話し合いをしています。脳卒中は急性期だけでは完結しない場合が多いので、そこをどう看護で繋いでいけるかを話し合い、勉強会の開催などをしています。
脳卒中連携パスの入退院支援パンフレットも作成しています。通常、病院内だけで使用するパンフレットで患者様へ指導をしていると思うのですが、脳卒中連携パスWGで作成したパンフレットであれば急性期から回復期、維持期へと継続して使用することができます。例えば患者様が急性期の病院から回復期の病院に移る際、そのパンフレットを持っていくことで回復期の病院で回復期の看護師さんがそのパンフレットを使いスムーズな流れで看護ができます。最終的にはそのパンフレットを家に持ち帰る。そういった流れの入退院指導が出来れば、という活動にも力をいれています。

Q.これから認定看護師を目指す人へのアドバイスを

梅田看護部長

認定看護師の取得は大変でしたが、仕事がより楽しくなりました。スタッフの指導などやる事は確かに増えましたが、知識・技術が増える事で今までよりも考えることが増えたり、看護の幅が広がることで、より深く関わる事が出来るようになり、充実感や達成感をより感じるようになりました。

松村師長

「楽しいは大変の裏返し」だと思います。大変な思いをして一生懸命やったからこそ「やっと出来た!楽しい!」となるんだと思います。どうしたらいいだろうと悩んだり、どんな研修をしたらみんなにわかりやすいだろうと考えて取り組むからこそやりがいを感じるのではないかと思います。

梅田看護部長

認定看護師の研修に行こうと思うと研修に6~7ヶ月行かないといけないので、院内で認定看護師を育てようという取り組みもあります。公益社団法人 日本看護協会が行っている認定看護師とは別に、矢木脳神経外科病院内で独自に「認定看護師の院内認定」という研修と資格制度を設定しています。参加希望者に話を聞くと「ここまで深く考えて看護出来ていなかった。より考えながら行うと楽しい」と言う声もありました。 また、院内の他部署と勉強会を開く事も増え、部署間のコミュニケーションが増えたことも良い効果だと思います。


今後、認定看護師がもっと増えて欲しいです。「ここまでの看護で大丈夫」と思ってしまうのではなく、もっと上を目指していける空気が広がるといいと思います。

松村師長

そして認定看護師が増えることだけではなく、みんなの意識が高くなることでコアとなる人が増え、スタッフ全体、病院全体の力の底上げになっていくと思います。

認定看護師になりたい!と思う人は、矢木脳神経外科病院に来たら、後押ししてくれるし、それを支援してくれます!やる気のある人はここに来て、ここでやりたい看護を実現出来ます。また、そのような方が来て下さる事も希望しています。

梅田看護部長

高齢化が進んできていますので、脳卒中以外にも摂食・嚥下障害や感染管理、認知症などの他の分野の認定看護師も増えたらと思います。認知症、感染や褥瘡など・・・全てが関係していますし、それぞれがお互いの知識を活用して協働する事で、さらにこの病院の看護の力の底上げに繋がっていったらいいなと思います。