人を大切にする
愛のある看護・教育・職場づくりを目指して
梅田 麻由
矢木脳神経外科病院/看護部長
入職 2002年11月
2002年11月 矢木脳神経外科病院(現矢木クリニック)入職
2008年2月 矢木脳神経外科病院 急性期病棟 副主任として異動
2008年8月 矢木脳神経外科病院 急性期病棟 主任昇格
2014年4月 矢木脳神経外科病院 SCU病棟 師長昇格
2019年4月 矢木脳神経外科病院 副看護部長 昇格
2022年4月 矢木脳神経外科病院 看護部長 昇格
矢木脳神経外科病院/看護部長
冨田 倫代
入職 2015年4月1日
総合病院から中小の民間病院への転職
矢木脳神経外科病院へは、総合病院での経験を経て転職致しました。脳神経外科へは未経験の方もご応募下さいますが、私自身も初めは未経験であり、認定看護師を目指していた訳でも、脳神経の勉強が得意だった訳でもなく、ましてや脳神経外科病院の看護部長を務められるなど考えてもいませんでした。中小規模の病院に興味があり、住之江区にありました矢木脳神経外科病院(現矢木クリニック)に就職しました。当時は看護計画もまだまだ作り上げていく段階で、現病院部長の内藤看護師・現副看護部長の半田看護師たちと計画策定や業務立て直しに携わりました。総合病院とのギャップは大きかったですが、病院が小さくてもみんなで助け合い、辛い時は励まし合いながら、看護の質が向上していく過程は非常にやりがいがあり、20年近く経った今でも当時から築いてきた多職種連携のとれる関係性は強いものとして感じています。病院が成長し、今の矢木脳神経外科病院への移転が決まりました。自宅から遠くなり、1年だけ立上げを手伝うつもりで異動しましたが、気づけば15年が経過していました。振り返るとどの年月もどの人との関わりも、本当に大切な財産となっています。
顔の見える関係性、信頼関係 当院の強みは繋がりと支え合う姿勢
総合病院では院長・看護部長が職員一人一人と関わる事は難しいですが、当院は職員一人一人に近い存在で、看護部長としてそうあり続けたいと考えています。採用面接には必ず立ち会い、全員にお会いして看護観や転職の経緯、その方の今までの背景をしっかりと伺います。在籍職員とも面談の機会を持ち、顔が見える関係の構築をはかっており、それが当院の良さだと思っています。看護部長室のドアはいつでも開放しており、看護部職員の声を聴く事に一番重きを置いております。
病院立上げ時からの人と人との繋がりの強さをお伝えしましたが、一人では乗り越えられない事でも支え合い信頼し合う事ができれば、困難な課題にも挑戦する事ができます。看護部では、繋がりを大事にしてもらいたいと考え、私の一日の大半を職員との対話に割いています。その関係性の構築は師長からリーダーへと伝わり、ひとりが倒れそうになった時はみんなで助ける姿勢・一人一人を認め承認し繋がれる関係を築けており、これが当院の一番の強みです。
超急性期から退院後の関わりへ 進化する矢木脳神経外科病院の今後
矢木脳神経外科病院では超急性期の専門的な看護を学ぶことが出来ます。また、今後当院に求められるものは、超急性期として高度な医療を提供する事だけではなく、急性期の先、退院後のケアも求められていると考え、訪問リハビリ・訪問看護・訪問診療を実施しております。超急性期では発症直後の関わりとなり、患者様の生活・人生においては一点でしかありません。今までは急性期の看護師は退院後が見えにくい部分がありました。退院されてご自宅に復帰されるのか、また回復期リハビリ病院への転院となるのか、施設に入ってどのような生活を送られるのかなど矢木脳神経外科病院とは役割が分かれておりましたが、今後は退院後・在宅復帰後にもケアを行える様、訪問看護ステーションを立上げ(10月予定)、在宅復帰後のケア、及び訪問診療にも力を入れていきます。
当院の看護師は、在宅・生活期が未経験の看護師も多いですが、退院後にご自宅で看護を提供し関わりを持つ事に興味を持つ方が増えています。法人で訪問看護ステーションを運営していますので、在宅事業部と連携を取り、知識を共有して進めていきます。
また、在宅事業部で携わる訪問看護・訪問診療においてご自宅でがんを発症されるケースも増えてきております。当院ではガンサバイバー プロジェクトチームを立上げ、がん患者様をチーム医療で心身ともに支えるシステムをつくれないか検討しています。在宅の知識は在宅事業部から病院へ、医療の知識は矢木脳神経外科病院より在宅事業部へと提供できる形を作っていきます。
患者様の心理的側面に配慮でき、主体性・協調性のある行動をとれる看護師を目指す
当院は『ここに来てよかった』と思ってもらえることを目指して看護を実践しています。そのような看護提供の基本となるのは『信頼』です。その人を想い尊重するといった、その人自身と向き合う姿勢が基盤にあると考えます。当院の患者様は後遺症やADLの低下で元の生活に戻れない事も多いです。その辛さや痛みをわかろうとし、患者様が少しでも前を向けるように関わっていける看護師であってほしいと考えます。そこに必要なものは『知識・技術・心・感性』だと思っています。患者様の事を知ろうとする心とその声や想いを感じ取る感性、そしてそこから今必要な看護を育てたいと考えています。そのために看護師たちと一緒に、常に『患者様の為に』『看護とは』を問い続けたいと思います。そして看護の素晴らしさ楽しさを感じ看護に誇りをもって、一人一人が魅力ある看護師に育ち輝いてもらいたいと思っています。
『患者様やご家族の心理的側面に配慮できる人』『主体性をもって学び、考え、行動できる人』『協調性をもって他職種や同僚と協働できる人』当院が考えている矢木脳神経外科病院の看護師の姿です。矢木脳神経外科病院の特徴である【人との繋がり・関係性】を生かし、働き方や看護観の違い・多様性を認め合い、支え合う気持ちを忘れず従事してもらいたいです。入職をご検討のみなさまにも、矢木脳神経外科病院の素晴らしさを是非知って頂きたいです。
冨田 倫代
矢木脳神経外科病院/ 看護部長
プロフィール
1975年 国立療養所刀根山病院付属高等学校卒業
1975年 国立療養所刀根山病院 勤務
1989年 国立大阪南病院 看護師長就任
1993年 国立療養所刀根山病院 看護師長就任
2002年 国立南和歌山病院 副看護部長就任
2004年 独立行政法人国立病院機構 舞鶴医療センター 副看護部長就任
2006年 独立行政法人国立病院機構 あわら病院 総看護師長就任
2009年 独立行政法人国立病院機構 南和歌山医療センター 看護部長就任
国立病院機構にて35年間勤務、各地の病院にて看護師長、看護部長を歴任
その後京都の民間病院での看護部長を経て、当院へ入職。
2015年 医療法人弘善会 矢木脳神経外科病院 看護部長就任
幹部看護師任用候補者選考名簿登録