急性期のやりがいも、生活期のやりがいも感じられる
それが弘善会の魅力です。
介護老人保健施設アロンティアクラブ/作業療法士
國場 歩
入職 2015年4月1日
國場 歩
介護老人保健施設アロンティアクラブ/作業療法士
入職 2015年4月1日
プロフィール
介護職に興味を持ち介護福祉コースのある高校へ進学。介護実習の際にリハビリの仕事を知り、大学へ進学し作業療法士を取得。脳卒中リハに関わりたいと考え、新卒で当院へ入職。
介護実習の時に知った作業療法士の仕事に興味を持ちOTに
もともとは介護職に興味を持ち、介護福祉コースのある高校に進み介護福祉士を取得しました。リハビリに興味を持ったのは介護実習の際に、リハビリ職という仕事を知り、作業療法士を目指そうと思い、大学のリハビリテーション学科へ進学しました。
就職の際は、脳卒中のリハに関わりたく脳神経外科の病院を探していたところ、たまたま地下鉄のアナウンスで「矢木脳神経外科病院」を知りました。見学に来て、脳神経外科だけではなく整形外科も診られるということで矢木脳神経外科病院へ入職しました。
最初は約4年間、病院に勤務しました。急性期の最初のステージから関与し回復過程が診られることや作業療法士として、精神面への支援にも関われることはやりがいであり、自分にとってとてもプラスになりました。
病院では、回復段階で落ち着いてきた方には「壁画作り」の活動や、認知症の方で集まって物作りをする活動をしたり、認知症ケア委員会にも参加させていただきました。どんなことをやるのか、企画から一緒に考える経験は、とても有意義でした。
その後、現職の老健に異動しました。アロンティアクラブは在宅復帰の「超強化型」の施設なので、リハビリをどんどんやっていく取り組みをしています。その人にとって必要な活動、その人に合わせたリハ支援を行っています。自宅に帰られた後のトイレ動作や、お箸で食事をしたいという希望や、買い物など具体的な日常生活動作について、比較的病院よりは整った環境下でリハビリが行えるので、やりがいを感じています。
急性期のやりがいも、生活期のやりがいも感じられる
病院では、脳画像や血液データなど医学的情報がすぐ確認できたので、「この患者さんはこういう脳画像で、こういう数値だから、こんな症状が出るんじゃないかな」と予後予測をしながら介入し、その結果を検証するということがとても勉強になり、いい経験になりました。
例えば高次脳機能障害であれば「こういう領域だからこの症状が出るのでは」、整形の患者さんであれば「ここの筋肉が」と、身体機能について詳しく診て考える事ができ本当に勉強になりました。最初の炎症期も診ることができるので、こういう段階を踏んでよくなっていく、ということを体得することができてよかったです。
老健では、生活動作やその人に必要な活動を行っていますが、病院とは異なり集団でのリハビリも組み合わせて支援できるため、身体機能面に限らず、OTらしい環境を使った関わりができるところもやりがいを感じています。
病院とは違い生活期になるので環境的にも刺激があり、特に五感を刺激するような関わりができることにやりがいを感じています。急性期病院だと制約がありますし、回復期病院だとまた違うとは思うんですけれど。そういう意味では、老健に来てからは、また少し関わり方のバリエーションが増えたように感じます。
現在、集団での活動も拡大してきており、いつかお茶会などもやってみたいと思っています。現在はコロナで中止になっていますが、夏祭りでは地域の方へもお声を掛けて開催していたので、利用者さん主体の「お茶会」や、地域の方も参加できる「認知症カフェ」なども行いたいと思っています。
子育て中の方にも理解があり、お互い助け合うチームです
リハビリテーション部では、それぞれ仕事もプライベートも大事にされている方が多いので、子育てとの両立にも理解があります。私は育児休業の後に復帰しましたが、産前の悪阻のときも業務調整していただき、皆さんに支えられて復帰し続けられていると思います。
子供がまだ小さいため、突発の休みが出た時も、「大丈夫ですよ、調整しときます」と臨機応変に主任やリーダーが対応して下さっているので、安心して休むことができています。
また日曜は確定で休みのため家族との時間もとれますし、時短勤務についても私は少し遠方から来ているので、現在朝夕それぞれ30分の時短を取らせていただき、両立することができています。
係長や主任も子育て世代なので、ご理解していただき助かっています。ご家族の介護や、子育てなどの家族事情があっても助け合えるチームだと思います。だから、私も思いやりの気持ちを忘れないように働いています。
お互い様の気持ちを大事にしたい
仕事をする上で、「お互いさま」ということを大事にしています。
作業療法士として、私自身が利用者さん・ご家族にとって「いい環境因子」でありたいと思っています。環境因子は、場所、道具、いろいろあるんですけど、人間関係も環境因子です。
関わる人の、顔色や表情、様子を把握し、利用者さんでも職員間でも、しんどそうであれば声掛けしたり、職員間であればリハビリを代わりに受け持ったり、自分から声を掛けるようにしています。利用者さんもそうですが、職員間でも後輩や新人からは言い出しにくいこともあると思います。ですから自分から声をかけて、お互い様でやっていくことを大事にしています。私も助けてもらうことが多いですしね。
子育て中のママさんは特に仕事との両立が大変だと思いますが、お互いにフォローしながら支え合い、長く続けることができる職場です。
私も支えますので、一緒に頑張ってくださる方をお待ちしています!
國場 歩
介護老人保健施設アロンティアクラブ/作業療法士
プロフィール
介護職に興味を持ち介護福祉コースのある高校へ進学。介護実習の際にリハビリの仕事を知り、大学へ進学し作業療法士を取得。脳卒中リハに関わりたいと考え、新卒で当院へ入職。