付加価値の高いセラピストを目指してほしい
目指すは地域No.1の施設づくり
介護老人保健施設アロンティアクラブ/理学療法士 係長
渡辺 健太
入職 2015年10月19日
渡辺 健太
介護老人保健施設アロンティアクラブ/理学療法士 係長
入職 2015年10月19日
プロフィール
理学療法士取得後、民間病院で急性期・回復期等のリハビリ及び管理職経験を経て2015年に矢木脳神経外科病院に入職。脳血管疾患に対しての呼吸器ケアを確立した後、2017年に老健アロンティアクラブでのリハビリテーション強化のため異動、現在に至る。
呼吸器リハを形にしたいと当院へ、そして老健のリハビリ立て直し
理学療法士免許の取得後、東大阪にある医療法人に入職し、急性期、回復期、老健、訪問等を経験し、その後急性期病棟のリハビリテーションの管理まで経験しました。
当法人へ入職したきっかけは、前職で急性期を経験して、呼吸リハのスペシャリストになりたいと考えていました。脳血管疾患に対する呼吸器ケアの経験を積みたいと考えるようになり、セラピスト仲間に相談していく中で、矢木脳神経外科病院を知り、前職から繋がりのあった河村課長のご紹介を受け、ご縁があって入職しました。
入職後、一連の呼吸ケアを経験し明確にできた頃、老健アロンティアクラブでリハビリ体制の立て直しと強化に取り組んでくれないかと異動の話があり、自分の力を試せると思いお受けしました。
老健に赴任して、リハビリを活性化するため、まずビジョンを明確に設定し、それに向かって、メンバーのベクトルを合わせていく活動を始めました。社会情勢を見据えて、なりたい自分、なりたい組織を照らし合わせながら、定期的に話し合いを行うことでエンパワーメントを促し、年1回は見直すようにしました。
最初はバラバラで個々の集団であったものを、チームにしていくプロセスです。リハビリスタッフと一緒に介入しながら、結果で示していくようにしました。
また、施設内外ともにリハビリの役割や位置づけも浸透していなかったため、施設内では他職種に対してリハビリを知ってもらう取り組みとして研修を行いました。施設外では、相談員とともに、受け入れる患者さんの家に訪問したり、在宅復帰や方向性を見定めるために、退院前カンファレンス等にも積極的に出向き法人外連携を図りました。
病院では「家には帰れません」と言われていた方でも、ご本人・ご家族が家に帰りたいと願っているのであれば、リハビリの力を見せないと!と、本腰入れてやりましたね。
アロンティアクラブに来ての感想は、やりがいの持てる、自己実現のできる環境があり、すごく楽しいな、おもしろいなと感じています。
Google検索でNo1にヒットする施設を目指したい
老健に来た時に立てたリハビリテーション部のミッションは、長く安心して暮らせる地域社会の創造に貢献することでした。そのため、リハビリテーション部のビジョンとして、臨床・教育・研究・社会貢献活動を行うこととしています。
最初は私が主軸で研究活動をしていましたが、今はリハビリテーション部全体で年間10例近く研究活動にてアウトプットをしています。研究のための研究ではなく、臨床に落とし込める研究活動を続け、こうやって種蒔きした結果、医師会の先生方が見学に来所して頂いたりと芽が出てきています。
地域貢献活動として、地域包括支援センターとタッグを組んで、健康活動応援プロジェクトチームを発足しました。地域の方々に対して、住之江公園や住吉公園にある健康器具を使ってトレーニングを行ったり、社会福祉協議会からのご依頼で「歩き方講習会」の講演を行ったり、今ではこの地域に「リハビリ=アロンティアクラブ」というブランド価値が浸透しています。
結果として、住之江地区でリハビリ施設と言えばアロンティアクラブが第一選択となっています。訪問リハについても、今では対象者が110名を超え、実績は私が関わり始めてから約9倍に増加しています。在宅においても「リハビリが必要になったら=アロンティア」となってきました。
最終的にはGoogleで、「住之江 リハビリ」で検索すると「アロンティアクラブ」が出てくるのが、真のNo1施設だと考え、それを目標に活動しています。
付加価値の高いセラピストを目指してほしい、その舞台を用意しています
弘善会では多数のリハビリ職が矢木脳神経外科病院と老健アロンティアクラブに所属しています。人数や人の層が厚くなり、次は質に転換をしていく段階です。認定理学療法士を取得したり、3学会合同呼吸療法の資格を取得したり。ほかの職員も資格を取りながら、多種多様なニーズに対応できるジェネラリストが多数在籍し、ジェネラリストを育成するシステムがあるのが当グループのリハビリの強みです
老健での人材育成についてはまだまだ道半ばですが、職員を増員し活動を拡げてというステップを地道に繰り返し、次は地盤固め、土台を作っていきたいと考えています。
今年の4月にその育成体系を整備し、スタートしました。
新人から中堅層に対し、生活期のリハビリで必要な重点項目を10項目のコアカリキュラムとして設定し、これをクリアすることでジェネラリストとなれる教育システムです。新人には「バイザー制度」を導入しマンツーマンで1年間、技術、知識を蓄えてもらうことに重点を置いています。新卒採用もここ数年、実習生や口コミでの評判で自己応募が続いています。総合病院のように何10名も受け入れることはできませんが、他職種含め新卒を育成する環境が整っており、ひとりひとりに向き合った教育が出来るのがアロンティアクラブの教育の魅力です。
また、中途採用の中堅層にはコアカリキュラムのリーダーに育ってほしいと考えています。若手、中堅層を育成し浸透させていく活動はホップ・ステップ・ジャンプで3年はかかると思っていますが、これからが楽しみな人財ばかりですので、後方支援をしていると毎日ワクワクですね!
今まで培ったもの、担っていたものを各次世代が担っていくまでに育てていくことが次の課題です。法人でも育成チームで取り組んでいるリーダー研修等、次世代のリーダーになる方を集め、底上げできるようになれば、目指す道が見えてきて、また次にリーダーを目指せる若手も増えてきます。
その中で、臨床教育研究活動や学会発表を後押しする仕組みや評価も必要だと思います。研究活動や学会発表以外の活動も含め、専門性を高める取り組みや、それを評価する仕組みは、もっと頑張って組織に貢献したいと思えたり、高みを目指す目標になるのではないかと思います。
思いを持ち、楽しさを分かち合いながら、アグレッシブに挑戦したい方には資格取得の支援や外部研修の参加等のバックアップもしっかりと行います。学びを深め、日々の生活に満足せず、「お値段以上ニトリ」を目指してほしいです(笑)。お値段以上とは付加価値のこと。 付加価値の高いセラピストになることをビジョンに掲げています。
地域社会の課題に対して、戦えるリハビリテーション部門を作ること、そしてメンバーが魅力を感じて活躍できる舞台を作り、用意することが私の使命です。
思いを持った方、挑戦しレベルアップしたい方には最適の施設です
これから入職される方は、「こうなりたい」「こうありたい」という思いを持った方を歓迎します。芯を持っていると、しんどくなった時や迷った時に立ち戻ることができます。なぜセラピストになったのか、それが根底にきっちりある方であればどの方でも大歓迎です。私も迷った時や悩んだ時には、必ず自分の信念に戻るようにしています。
また、子育て世代の方も、自分の知識経験を活かせる働き方ができる法人です。現在のライフスタイルで両立しつつ、挑戦心をもちレベルアップを希望する方にはアロンティアクラブにはお勧めです。
チームとして何か達成していきたい方、チームで「地域社会をつくりたい」、それに共感してくださる方、お待ちしています!
渡辺 健太
介護老人保健施設アロンティアクラブ/理学療法士 係長
プロフィール
理学療法士取得後、民間病院で急性期・回復期等のリハビリ及び管理職経験を経て2015年に矢木脳神経外科病院に入職。脳血管疾患に対しての呼吸器ケアを確立した後、2017年に老健アロンティアクラブでのリハビリテーション強化のため異動、現在に至る。